汗をかく

この暑さでは外へ出れば汗が噴き出る。

屋根のあるベランダでも暑さに変わりはない。

南側から陽を受けるわが家のベランダは、壁が熱を帯びかなり過酷な状況である。

植物たちを少しでも暑さから守ってやりたいと思い、午前中は鉢の移動をした。

上着を脱いでタオルでハチマキをする。

これは汗が目の中に入らない工夫である。

花台を奥に寄せる。

乗っている鉢を下に下ろしただけで汗がジワリ。

落ち葉を掃きゴミトリに入れようとすると、何か動いた。

私は即、害虫と思って持っている箒でパンと叩いた。

ン?よく見ると5センチ余りの小さなヤモリ。

「あ、ゴメンね 大丈夫?」

思わず手を差し伸べると、ヤモちゃんは慌ててアフリカンプリンスの鉢の下に潜り込んだ。

今これを動かせてはかわいそう。

そのままそっとしておくことにした。

汗はその間にジワジワと噴き出てくる。

花台がコケないようにヒモで摺に固定、重たい鉢をヨッコラショと乗せる。

一旦リビングに入って位置を調整。

終わったら全身汗びっしょり。

いい汗かいたとはこのことか。

3時半、まだ暑いので今日は近くのスーパーへ行くことに。

果物売り場にイチジクが出ていた。

大好物であるが1,000円する、3個で。

ひと回りしてから決めようと、鮮魚売り場へ。

切れば4切れほどにしかならない量の短冊が1,000円。

中トロである。

私は迷わずそれをカゴに入れた。

イチジクは私と娘のデザートで、ジャンとマルコはたぶん食べない。

この暑さの中、彼らに体力のつくものを食べさせたい、と言って1切れもあれば十分である。

マルコの方は特別なアクションをしてくれないが、ジャンは明らかにこれが好物であるという動き方をして、私たちを喜ばせてくれる。

私たちが夕食を終えたあと、彼らの食事タイムが始まる。

今夜はご馳走だよ!

(玉麗)

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