わが家の夕食は5時。
前後することもあるが、基本は守っている。
食いしん坊の風太がいた頃は、4時であった。
それでも遅いと言って騒いでいたが、何事も2度3度経験してゆけば慣れてきて、要領がわかり改善・上達が見込まれる。
しかし私は同じものをかうことで、ペットロスから解放されることを望まなかった。
とはいえ、ひょんなことからカエル達を育てることになり、結果として同じことであったようには思う。
犬とカエルでは生態が全く違うから、経験が生かされることにはなっていないが、愛情を注ぐことにおいては彼らにすべて等しく、命を全うするまでずっと見守ってやりたい。
スリムは2023年8月31日に亡くなった。
ジャンとマルコはしょっちゅう眠っているが、その後もずっと元気で、8歳5カ月になった。
ギネスに載るくらい長生きしてほしいとよく書くが、詳しい記録はないとのことだが30年も生きたヒキガエルがいたという。
すごいな。
キミ達もガンバレよと思ったものの、そうなったらもう私はこの世のヒトではなくなって、あっちの世界で風太と遊んでいることだろう。
ジャンがハウスの上に登って眠っている。
マルコは珍しくハウスに入っている。
1時間後、ジャンは屋根から降りてハウスにいた。
そういえば先ほどガサガサ音がしていた。
彼らが各ハウスに入って眠っているのを見ると、とても不思議に感じる。
自然の中でいたら、こんな紙や陶器でできた家はない。
教えた訳でもないのに、ケージに入れておいたらいつの間にか自分の家のように住んでいた。
いつも入ってからクルッと向きを変え、入口の方を向いている。
敵に対する備えなのか。
ヒキガエルは土ガエルとも呼ばれる。
暑い時、寒い時、土に潜るからだ。
わが家のカエルハウスには土がない。
在るのはタオルと水入れと私が作ったハウスのみ。
彼らはちゃんと学習して、この中が安全地帯と思ったのだろう。
特に体が大きく、その分脳ミソも大きいと推測されるジャンは学習が早い。
マルコは時々、下に敷いているタオルの中に入っていることがある。
5時の夕食を、ジャンがハウスからじっと見ている。
そして娘にアピールする。
これもまた、ペットになったカエルの智恵であろう。
(玉麗)

