好きな画家は誰ですか〜思い出のイタリア その2〜

イタリア旅行

 

美術館の記憶といえば、とにかく朝はやくから開館までの時間長い行列に並んだこと。美術館の中へいったん入るととっても広くて、日本での美術展のように人のあたまばっかりでちっとも作品が見えないということはありません。

ウフィッツィ美術館

 

もちろん、人気の作品の前にはたくさん人が集まりますが、広い広い館内なので移動もゆったりしているし、明るいのがよかった。細かい作品はとても覚えていませんが、あんなに多くの外国の(しかも古典)美術に触れるのは初めてのことだったので圧倒されてしまいました。

とはいうものの、建築物も好きな私は、有名な教会や寺院はもちろん、イタリアの建造物の美しさに感動して、ただ街を歩いているだけでも大満足。ヴェネツィアへは船で渡ったのですが、もう水にかこまれた街そのものに感激して、うるうる。(実はヴェネツィアでは船の上でオナカが痛くなり、その涙もあったのかもしれません)

 

 

ヴェネツィア

 

旅にトラブルはつきものですが、私の場合トイレトラブルが非常に多いのです。ちゃんとお掃除しますので、トイレの神様、これからもどうぞ私を見守って下さい。

 

 

 

また、イタリアは日本人になじみやすい国であると思いました。食べ物もおいしいし、イタリア人はとても陽気で親切です。

 

ヴェネツィア

(美しいヴェネツィア!)

おそらくバスで移動途中、友達に風邪をうつされて、ランチのとき頭痛に苦しむ私に、「これを飲め」とアスピリンらしき薬をすすめてくれたレストランの店員さん。カタコト英語で「もう薬は飲んだので大丈夫です」と言いましたが店員さんがみんな集まってきて「その様子(よほどヒドイ顔だったのだろう)は大丈夫じゃないから飲め!」みたいに囲まれて仕方なく(死にはせんだろう)と飲みました。結果、ケロッと頭痛はおさまって、移動のバス内、心のなかで(みんな=イタリア人、ありがとう)とつぶやきました。

 

イタリアンジェラート

 

かと思うとローマでは、悪質なタクシーの運転手にぼったくられそうになりました。目的地に到着して車はストップしているのに、メーターがすごい速さでカチャカチャ上がるんです!私たちは頭にきて「ちょっと待ちいな!」「止まってるやん!」と関西弁で文句を言いましたが知らん顔。何だったんだろう、あれは。

 

これもローマの出来事ですが、有名なトレビの泉では添乗員さんに「絶対に財布を外に出さないようにしてください」「1人にならずくっついて移動して下さい」とおどされ、それでも泉にコインを投げてみたい私たちは3人でスクラムを組んで、「横、見とって」「うしろ大丈夫?」などと牽制しあい、無事コインを投げ入れたのでした。

コロッセオ

(たしか今はもう中に入ることはできない・・・コロッセオ)

 

イタリア旅行

 

 

ローマのホテルで、朝起きて、ドアにカギがかかっていなかったことに気付いてみんなでギャアギャア騒いだこともありました。レストランでは英語も通じなくて、持っていたメモにイカが墨を吐いている絵を描いて店員さんにアピールしましたが、あの時イカスミパスタはあったんだっけ?

うわさに聞くイタリア人の食欲には驚きました。すごく大きなチーズのかたまりみたいなのを食べていたなあ。しかも1人1コずつ!そしてこれもうわさ通りだったのは、ランチタイムは本当に店が閉まって、ランチ休憩がとても長いのです。

 

 

そういえば極寒・・・とおそれていた気候ですが、滞在中は行く先々どこでも奇跡的におだやかな天候であたたかく、同じ時期に同じくイタリアに行った会社の先輩からは「私の時は雪が降った!」とうらみごとを言われました。

日本に戻ってからはしばらく逆ホームシック?になって、しょっちゅうともだちとパスタを食べに行くほど楽しかったイタリア。ディ モールト ベネ!

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あれ?ルネサンス絵画についての記事にするはずが、いつから私のイタリア珍道中の話になってしまったんだろう?