ざくろ

大きな柘榴の実を枝ごと頂いて、花瓶に挿すというより乗せておいた。

描こうと思いながらなかなか手がつかず、そのうち葉が散ってしまった。もう限界、これ以上置くとこのきれいな赤が変色する。

ラフスケッチした後、色紙に描いた。乾いたので額に入れる。アラマア、いいんじゃないの、自画自賛する。娘が帰ってきて、『ア、いいやん』と言う。私は上機嫌である。

柘榴の実は、割れていなかった。そこで2ツある小さい方にナイフを入れて、裂け目を作った。中から宝石のような粒がこぼれ落ちる。

そうそう、こんな風になっていないと絵にならない。この作品は、来年後期の手本になりますので、どうぞお楽しみに。

中のツブツブはおいしく頂きまーす。

(玉麗)

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