交換したばかりの水栓のシャワーホースが、本体から外れてしまった。
「ナニ、コレ!シャワーヘッドは握りにくいし、まさかこんなところが外れる?」
娘は怒りながら浴室から出てきた。
翌日9時を首を長くして待ち、まずメーカーに電話した。
現在も同じ型のものが作られていること、値段のことなど詳しく聞いておいてから、交換に携わった業者へ抗議の電話を入れた。
受付嬢が「担当の者にかわります」と答えるのに、
「担当者ではラチがあきません。工事不手際の件で電話しているのですから、ちゃんと説明できる人に代わってください」
とピシャリ。
「前と同じものを、と言ったら、“もう作っていないので別の同じようなものを取り付けます”って○○さんは言いました。
でも、メーカーに問い合わせると、“あります”とのことでしたよ。
どういうことなんンでしょうか。
昨夜、シャワーホースが外れて驚きました。
まるでオモチャじゃないのですか。
こんなチャチなものを取り付けて恥ずかしくないのですか。
あるものをナイと言ったり、工事の不手際があったり・・・
許せませんね。
あなたが○○さんの上司なら、今からすぐ来て検証してください」
一気にまくし立てると、すぐ参ります!との返事。
10分も経たない間に、上司氏はスッ飛んで来た。
湯温を調べた時は46度に設定したまま帰った。
知らずに入浴した私は、ウワッ アッツ!となった。
取り付け工事の時は、水栓と壁の接地ネジを締めずに「完了」と言った。
この時は、私が点検したので、ココ締まってないですよ、と注意した。
アンタはそれでも職人か、と言いたかった。
言わずにおこうと思っていたことも、思わず口をついて電話で苦情を並べたので、上司氏が来宅した時は、もう抗議めいたことは一切口にしなかった。
その代わり、メーカーに問い合わせた製造番号をメモして渡し、即刻コレと交換してくれるよう伝えた。
○○さんは今後一切来ないように、とも付け足した。
取り寄せるのに、まだ3日はかかるだろう。
(玉麗)