ヨドバシカメラへ行った時のこと。
大雨が降ってきた。
出る直前に小雨になったものの、2台待ってもバスが来ない。
娘と待ち合わせているのにと焦って、タクシーに乗った。
もうすでに汗をかいている。
娘が来る前に小物を2点買いにあちこち移動。
大汗である。
ちょっと時間があってテーブル席に座ると、今度は体が冷えて濡れたTシャツが気持ち悪い。
娘と合流、オーブントースターを手に入れて、お茶にしようかと隣のリンクスへ。
ユニクロがあった。
Tシャツ買って着替えよう。
けれども私の体にぴったりのをと思うと、なかなかない。
とにかく広い。
やっとスタッフを見つけ、こんな型のものをと注文する。
こちらへとおねえさんは早足で案内してくれるが・・・。
あ〜娘とはぐれてしまうではないか。
でも、おねえさんの長い足はドンドン進む。
「こことですね、もう1カ所、こちらにも・・・」
ちょっと待って、ついてくのに小走りになる。
娘の姿はすでに消えた。
ここで迷子になったらどうするの。
スマホはキャリーの中で、そのキャリーは大きな台車に乗せて娘が押している。
私のTシャツはあそことここ、でもサイフもスマホもアリマセン。
その時遠く通路を横切る台車を押した人。
あれだ!
ヨドバシカメラでは、精算後、これをお使いくださいと台車を提供してくれた訳ではない。
重そうにアラジンを持つ娘を見たスタッフの1人が、これに乗せてください、と貸してくれた。
その人はパーキングの時間延長までもしてくれた。
台車は迷子になりそうだった私をも救ってくれたのだった。
「パーキングの横に置き場所がありますので」
と付け加えることも忘れない。
なんとマア行き届いたサービスであることよ。
彼はきっと店長になるだろう。
いや、もうすでになっている?
(玉麗)