中之島美術館「歌川国芳展」開催中

昨年の年末、ダックちゃんに会いに行ったとき、中之島美術館を訪れました。

歌川国芳展が開催中で、前期・後期に分かれています。

黒い箱 中之島美術館

 

「歌川国芳展−奇才絵師の魔力」

中之島美術館

前期:2024年12月21日(土)〜2025年1月19日(日)

後期:2025年1月21日(火)〜2月24日(月)

開場時間:10時〜17時(入場は16:30まで)

詳しくは、↑リンクよりご覧ください。

 

武士絵、役者絵、美人画、風刺戯画、擬人画、猫作品・・などなどとても多くの作品があって、それぞれ、描かれた時代と作品のスタイルごとに展示されています。

国芳は浮世絵師ですので、版画がほとんどですが、肉筆作品もありましたよ。

中には、墨だけで描かれた水墨画もあって、筆のタッチや線のセンスなど、見どころが満載でした。

これは有名ですね!影の入れ方とかが研究されています(撮影許可のある作品「「相馬の古内裏そうまのふるだいり 妖怪がしゃどくろと戦う大宅太郎光圀おおやたろうみつくに」)

 

大好きな金太郎さんです!(撮影許可のある作品:「坂田怪童丸」)

 

国芳は私の好きな画家の1人ですが、個性的で自由気まま、内向的な絵描きが多い中、江戸っ子で親分肌でたくさんの弟子に慕われた人柄というところに惹かれます。

大の猫好きで有名で、とってもユニークな作品をたくさん描いています。

 

こちらの記事で国芳の猫作品について解説していますので、よかったら参考にしてください。

「浮世絵のかわいい猫に夢中!有名な猫好き絵師作品を紹介」

 

美術館は、作品が多くてけっこう疲れるよな・・という方、わかります。

プロフィールには作者の苦労話などもよく書いてあって、明らかに作風が変わった時代など「ああ、この頃大変だったんだな・・絵がなんか暗い・・・」と見ている方もドンヨリしてしまったりすること、あります。

 

その点、版画は小さい作品が多いので、わりとサラッと見られますよ。

それに、国芳作品は難解なものや暗い絵など一切ありませんから、素直に楽しめます。

こんなのとか(撮影許可のある作品「みかけハこハゐがとんだいい人だ」)

 

他の作品ももっと見たいので、私は後期もできれば出かけてこようと思っています。

(雪)

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