京都発信の新聞記事の中に、ウナギの摩訶不思議なことが書かれていた。
オスが成長してメスになったり、メスと思っていたものが急に押すになったりするらしい。
さらに驚くことに、古代ギリシャのアリストテレスは、“うなぎは泥から自然発生する虫である”と断言。卵からかえった半透明の幼生レプトケファルスが、ハモになるかアナゴになるかウナギになるかは、その後の環境次第であるというではないか!
我が家ではほとんどウナギを食べない。高価であることがおおいに影響しているのであるが、それ以上に、あのうねうねくねくねした形状が好きになれない。
開いたり切身になったりで元の形は概して解らないが、口に入れるものだけに、どうもいけないのだ。想像してしまう。
私が買ってこないものだから、食卓には上がらない。食通なら“ナント!あの美味なるおのを”と思われるかもしれないが。
娘にこの話をしたら、びっくり仰天。そこで話の中に出てきたのが、ドジョウ、ナマズ、ウーパールーパー。なるほど、ウナギにやや似ている。
ウナギの生態については、21世紀まで全くと言っていいほど解明されていなかった。
土用になると日本人は、我もとばかりウナギを食べる。夏でなくてもスーパー店頭で煙を出して焼いている。それほど身近な魚(虫と言われていた?)なのに、である。
ここでウーパー君登場。「水族館で展示されてるウーパールーパーの一生はまだ解っていない、って話でもないのに」と言うのだ。
「さかなクンはこの件について、やっぱりちゃんと知っているんだろうなァ」
娘のつぶやきである。
(玉麗)