読めない、書けない、でおなじみ「躑躅(ツツジ)」です。
この季節、外を歩いていると、ツツジの植え込みをよく見かけます。
赤い小さいのがキリシマツツジ。
白やピンクや赤など賑やかなのがサツキツツジ・・・
躑躅の漢字が気になるので、調べてみました。
ツツジは、季節が春から初夏へと移っていく中で山や川岸などで朱、紫、白など鮮やかな色の花を咲かせます。
ツツジの仲間は、日本に40種程度が自生しているそうです。
ヤマツツジ、モチツツジ、レンゲツツジ、ミツバツツジなど、その他サツキ、シャクナゲなどもツツジの仲間です。
ツツジ属の学名はロードデンドロンですが、これは「バラの木」という意味だそうです。
確かにシャクナゲの花はそうしたイメージがあります。
シャクナゲがツツジの仲間だとは驚きです。
和名のツツジという名前は、筒状の花を意味する筒しべが語源のようですが、漢字では「躑躅」と書きます。
「躑(てき)」は、たたずむ、行きなやむ、あしぶみする、「躅(ちょく)」も、あしずりする、あがくといった意味で、「躑躅(てきちょく)」とは、歩行の進まない状態、あしぶみを意味しています。
もともとは羊躑躅だったそうで、羊がこれを食べ、足踏みして、死んでしまったことからつけられたそうです。
このことからわかるようにツツジの仲間は全てではありませんがレンゲツツジ、シャクナゲのように有毒なものもあります。(以上「京都府」のホームページから引用)
ものの名前の由来というのはいつもこんな感じで、わかったようなわからないような不思議な後味ですが、みんなに親しまれる花の漢字としては、難易度が高いですね。
北摂の公園のツツジです。名前を忘れてしまいました。
ピンクが可愛らしく、枝ぶりがモクレンのようで面白いツツジでした。
サツキツツジの5枚の花弁のうち、1枚にヒョウ柄のような模様があります。
この花を見かけたら、中をよく見てみてください。
ふんわりと甘い香りがするのも、魅力的な花です。
(雪)