1月1回目の手本は、竹筒に入った椿です。
手本の作品は、ほぼ玉麗先生が制作しますが、教室で手本の実演をするのは私(雪)です。
私は教室で指導する前に、自宅で必ず各手本に目を通します。
その時にすることが、
・まずじっくり観察する。(インプット)
この手本のストーリーをイメージします。
この「観察してイメージする」のは、かなり重要な過程で、この部分に全体の作業の8割くらいを使っているかもしれません。
その際、絵に関して、玉麗先生に質問したり確認したりすることもあります。
次に、
・実際に描いてみる。(アウトプット)
まず観察したときに、どこからどのように描けば良いかをイメージしているので、それを実行します。
もし、教室で描くというときに、どうもうまくいかないという方は、レッスン時間内に慌てて練習するよりも、じっと観察してみるのもオススメです。
教室で本番前にする練習は、運動前のストレッチ程度なものだと思ってください。
体が温まっていないのにいきなり動くと、怪我をするおそれがありますよね。
「本来の運筆練習」は筋トレのようなものなので、家でコツコツと行うことがいちばん。
そして、「この方法であっているかな?」と思うところを、教室で私に確認してもらえればOKです。
教室では、手本実演しながら手本について説明したり、運筆の解説をしたりしますが、その時に「描く順番」について触れることがあります。
この順番というのは、絵を描く際にけっこう重要なポイントと考えています。
限られたレッスン時間の中で、絵を仕上げなくてはなりません。
皆さんが、効率よく・失敗なく・絵を完成させるための近道を、いつも私は探しています。
そして「この順番で行くといいです」「ここは、こうなりがちなのでこうやってみてください」というふうに伝えているので、「私のいうことを聞け!」という態度はとりませんが、私がじっくり吟味したレシピですので、参考になるはずです。
ぜひ活用してみてください。
(我が道を行くスタイルでももちろんOKですよ→それでも失敗はさせませんから!)
ちなみに、竹筒の椿はけっこう難易度が高く、「描く順番」が非常に重要となっています。
(雪)