新しい車のことを書いていなかった。
シブい色ですねと何人かに言われた。
待ってましたとばかりニカッと笑って言う。
「シブヤさんですから」
暑くなると、毎年左手から太陽が入る。
私は助手席。
そうなってしまう方面へ出掛けている事が多いと言うことだ。
しかし今日気がついた。
新しい車は、陽が私の顔を射ることがないのだ。
たぶん上部のカーブが今までの車と違うのだろう。
後の席へ座れば解決問題なので、以前の車は夏の間後部座席へ移動していた。
しかし、これはこれで座り心地などの問題点があった。
が、それが解消されて、へ?何だったン?あの心配事。
私はやや気が抜けたような。
いやダマされないよ、もう少し経ったら又熱々になるンじゃないか。
すぐには 心地良さを実感出来なかったが、エアコンの効きも良好。
帰路はすっかり安心してすぐ眠ってしまった。
わが家へ来てまだ1ヵ月余りの車。
新車特有の匂いも消えていない。
娘はもう充分この車の良さを堪能しているだろうが、私はまだ10回も乗ってはいない。
すぐ名前をつけるヒトなのだが、今回は何となく遠慮気味である。
ともあれわが家の愛車になったキミ、よろしく頼むよ。
長い付合いになるだろうから。
(玉麗)