すきま時間とは

約束の時間を2時間まちがえてしまいました。

遅く、ではなく早く、だったのが幸い。

間違いに気づいてから、この2時間をどうしよう?と考えます。

こんな時、どうやって過ごしますか?

 

こんな風に余った時間は、よく「つぶす」という言い方をしますが、それだとまるまる無駄遣いしてしまうみたいで抵抗があります。

仮にお金の場合、「使わない」という手もありますが、時間の場合それができません。

貯蔵することができないため、上手く使うことが大切です。

また、必要なものに対してお金を使わないと、「時間」「労力」などその代償が発生する場合があります。

これらの何かを捧げない限り、人生はストップしたまま、ただただ老いていくことになるのでしょう。

 

さて、2時間をどう使うか悩んだ私はとりあえず歩き出しました。

せめてわずかながらでも、「労力(カロリー)」を消費しようじゃありませんか。

こちらはどんどん使って減らしていきたいものの筆頭に当たります。

しかも体は、使う(運動)ことで良い影響があります。

 

仕事道具もないので、散歩か新しいカフェでも開拓しようと考えました。

自分のテリトリー範囲とはいえど、町をゆっくり歩いてみると案外知らないことに気づきます。

それが楽しいので、カフェはやめててくてくと歩きました。

おかげで「お金」の節約になりました。

 

小さな神社を通ったのでお参りをし、大通りではなくなるべく入り組んだ道を選びます。

散歩している間でも、頭は常に何か考えていて、フト思いついたことなどがあるとメモします。

しかしペンは常備していたものの、荷物を減らすためノートを持っていません。

こんな時はiphoneは便利ですが、できれば私はアナログ的にペンで紙に書きたい派なので、コンビニでノートを買おうかなとすら思ってしまいます。

 

散歩はあなどれません。

いろいろな発見があるし、今の季節は特に初春の自然が楽しめます。

桜はまだつぼみ。

今年は開花が遅い梅がぽつんぽつんと咲いていて、とても可愛らしいですね。

水仙もまだまだ見頃です。

 

何か見かけたものが、ヒントになることもあります。

ならないことがほとんどですが、あ!と感じることが刺激になって良いのですね。

ただ、集中していると写真を撮ることを忘れます。

記録用にと撮影するのは余裕がある時で、わー、キレイだな!とか本当に心をバッと奪われた時は写真はどうでもよくなります。

カメラを向けている時間ももったいなく感じてきます。

本物を直接眺めている方が良いに決まっているのです。

 

半径1kmにも及ばない程度の近所をゆっくり散歩していると連絡が来て、集合時間を早めてもらえました。

すきま時間は、2時間から1時間30分に縮小です。

思いがけぬ散歩タイムに感謝しつつ、

私もぼちぼち戻ります。

(雪)

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