スリム捜索顛末2/3

翌日、娘は仕事で私は化粧品の買い物予定があった。

1人でも捜すべきかと考えたが、昨夜の捜索で腰が痛い。
それに1人でやっていても見つからなければショックは大きい。

娘の車に便乗して天満橋まで行った。
顔見知りのスタッフが「カエルちゃん元気ですか」と聞いてくれる。
いつもなら嬉しい言葉が心に重い。

買い物を終えると本屋へ行って1冊手に入れ、そそくさと帰ってきた。

この日も夕食後捜索が始まった。

浴室バスタブの前面は外せるのではなかったか?
メーカーに問い合わせ確認。

ガタン、と意外と簡単に外れたが、うわあっナンダコレ、娘は大キライな虫が出現したかと思ったらしく、跳び退いた。

大丈夫、汚いだけ、タワシ、ブラシ、雑巾持ってきて、それから小1時間、途中で娘と交替して、水アカ・ゴミなどの汚れを取り除いた。

しかし、肝心のスリムは出てこない・・・。

「キレイにしたら良いことがあるっていうから・・・」
娘が誰に言うともなく慰めの言葉を口にする。

2人共大いに疲れ、そして悲嘆に暮れる言葉は決して使わない。

「コレの先に布つけて奥を探ってみる?」
ワイヤーブラシを見せたが、娘の反応は鈍かった。
「明日にしよか」

(玉麗)

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