早く寝てはいけない

このところ午後3時頃になると風が吹く。
すぐ止む場合もあるが、けっこう長く吹いている日もあって、少しばかり涼しくなる。

今朝はなんと4時に目が覚めた。
就寝が早すぎるのか。

9時半頃には眠くなるので、そのまま眠気を覚まさずベッドに入ったら、早朝パッチリ目が開いてしまう。
早起きはいいことがあると言うが、本当なのか。

散歩に行くことにした。
6時半に出たので近辺はまだひっそりしていた。

しかしやはりもう歩いている人、走っている人はいる。
ゆっくり歩く私を追い抜いて、若い人、中年、ちょっと年寄りが去って行く。

川風は吹いていなくて少し歩くと汗ばむ。
タオルを首にかけて来てよかった。

20分ほど歩いて引き返した。
往復で40分歩くことになる。

ところが、犬の散歩に出くわすとニコニコと立ち止まって見てしまう。
犬の方もチラチラ見てくれる。

ツユクサが群れて咲いているところでは、3本ほど手折った。
カヤツリグサ、ネコジャラシ、ススキもあった。
各々2〜3本千切って持って帰った。

風太の遺影の前に挿した。

ツユクサはすぐダメになる。
帰るまでに鮮やかなブルーの花はしおれてしまった。

1日花なので仕方ないが、花の寿命を縮めて悪いことをしたかもしれない。
これを絵にしておいたら、ずっと残る。
2〜3日忙しいのでその後に描こう。

1時間余り歩いた。

ブーゲンビリアが3ツ咲いて、しばらくきれいだったが散った。
今年は花が少ないと嘆いていたら、3本の枝から蕾が見える。

ヤッターと思わず声が出る。

ブーゲンビリアのマゼンタピンクはとても美しい。
もうひと鉢だけになってしまったが、しばらく楽しませてくれるだろう。

ブッドリアが次々と咲いたが色が悪い。
やはり鉢では無理なのか。
匂いも微かであった。

南ベランダはほとんど1日陽に晒されている。
植物にとって過酷な環境だ。

目に緑が入ってくると心安らぐ。
目のためにもいいと言う。
せめて水と肥料は適切に与えてやりたい。

風が凪いだ。

夕闇がせまってきたらまた、吹くかもしれない。

(玉麗)

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