初めてのことと慣らされつつあること

面白いトイレがあった。

暗証番号を入力したらドアが開く。

その店に何かを注文し、あるいは購入すると、支払いの際、レシートに暗証番号が打ち込まれる。

番号は毎日変わるらしい。

4桁プラス アルファベット1字。

スパイ映画みたいでちょっとドキドキした。

駅中なので不特定多数が出入りし、たぶん汚したりもする。

スタッフの仕事を軽減するための処置なのだろう。

トイレがもっと広くスッキリした空間なら話題になるのに・・・。

パン屋でパンを購入するとレジ袋の有無を問われる。

その他の場所でも、一斉にレジ袋有料になって久しい。

私たちは毎日買い物の際、袋を携帯しないとお金を支払うハメに陥る。

確か「ポリ袋は環境を汚すのでなくそうキャンペーン」の末(?)こうなった。

結果、ポリ袋がなくなったわけではない。

お金を出して買う時代になったのだ。

家庭にストックされているポリ袋は、膨大な数に上がる。

お店はポリ袋代節減になった。

ポリ袋組合(そんなのあるのか)はお店に納める数よりはるかに多いであろう、家庭のまとめ買いに、ほくそ笑んだのだろうか。

この件の立案者は一体誰なンだろう。

世の中に何か変化があると、どこかの誰かが儲かる仕組みになっているらしい。

国会議員が絡んで、元も子もなくしてしまうことにもつながってゆく。

私たちの知らないところで歯車が回り、音は聞こえても実体は闇の中。

私たちはもう、音を聞き分ける耳も無くしたのだろうか。

たかがレジ袋1枚、けれども3円分の思考を忘れないようにしたい。

(玉麗)

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