陽がいっぱい当たる場所で、羽毛布団を再度干した。
パンパンに膨らんで、おおっと思わず声が出る。
天袋とクローゼットの中のものをやっと全部入れ替えた。
羽毛布団はカバーを外して洗うので、別々にしまっている。
ギュッと詰めると嵩が減って収納できる袋、コレが便利で何年か前から使っている。
その前は布に包んで紐で縛って・・・・何だったんだ、アレは。
掃除機で小さくして収納する方法は、私の選択にはなかった。
テレビで見ただけだが、ペチャンコにしてしまったら羽毛が悪くなるような気がして、どうも好きになれなかったから。
入れ替える時は、まず羽毛布団にカバーをかける作業から始まる。
どこの家でもしていることだろうけれど、コレってけっこう大変ですよネ。
次の日太陽が顔を出したら、干す。
軽いとはいえ、嵩が高い。
物干し竿にかけるのも、裏返すのも、取り込むのも、必死の形相である。
1日では終わらない。
家事とはかくも困難を極める?ものナリ。
ふかふかの、お日さまの匂いのする布団で眠る。
こんな贅沢、他にあるだろうか。
友人は、布団乾燥機のスイッチを入れておけば、毎晩シアワセと言うたが。
私は「ふうん」答えただけだった。
(玉麗)