鬼講師

8月2回目手本は本日のクラスでラスト。

最後なので、ノウハウが増えている分、ちょっと助言が厳しめになる場合もあります。

例えば、今回の手本のカスミソウですが、ポイントは

・デルフィニウムを軽く、手早く描く。(きっちり描き込まない)

・ぼかしを濃くしっかりとする。

・カスミソウを一部、濃くしっかりと描く。

でした。

デルフィニウムは脱力して描くので、みなそれぞれいい感じに仕上がっていました。

しかし、カスミソウのパートはぼかしの分量も多くて時間がかかるし、うまく濃く出ないと私から「もういいですよ」とゴーサインが出ません。

まして、始まる前に「これまでのクラスのほとんどの方が、添削の際に“もっとぼかしを濃くすれば良かったです”と口を揃えて言いましたよ・・」と釘を刺しておいたので、これは大変だ、と皆さん頑張りました。

ぼかしは技術というよりもコツ(それも技術の1つですが)が大切です。

絵を描くことは料理の工程と似ています。

・なぜ塩を先に入れるのか?

・なぜ味付けを濃いめにするのか?

・なぜこの向きに切るのか?

それぞれ理由があり、それを無視して「適当に」「感覚で」進めると、うまくいかないものです。

結果、「なんか美味しくない」となってしまうのです。(私ですね)

確かに運筆は難しいので時間がかかると思います。

運筆が料理だとすると、ぼかしはお菓子作りに近いです。

砂糖何グラム、小麦粉何グラム、バターを溶かす、卵を泡立てる・・などきっちり測り、作業しなければ、お菓子は失敗しがちです。

ぼかしも同じ。
ちゃんと画材を理想の状態に用意して、筆とアミを正しく持って、正しく動かす。

このルールを守れば、初心者でもうまくいくものです。

むしろ、慣れてきた方がぼかしを甘くみやすいため、初心者の方が上手にできる、なんてこともあり得るかもしれません。

・・・ぼかしについては、つい熱くなってしまいます。

だって、その通りにすれば絶対できるからです。

ゆで卵のカラをつるんとキレイにむくコツも、知っていれば2度と失敗しません。

絵の構図や運筆には、感覚や個性が生かされますが、ぼかしにはセンスも実力も必要ありません。

全然ぼかしが落ちない・・・・という方の筆とアミを借りて私が続きをすると、あっという間に濃くなります。

皆驚き、「先生だから・・」と言いますが、ぼかしの原理を理解しているだけなんです。

かなり使い古した筆だと、ぼかしはやりにくいので「これは新しいのを買われた方がいいですね」と言うこともありますが、古い筆で一生懸命やってみてもうまくいきません、買った方が絶対早いです。

経験とカンは運筆(絵を描く方)に生かしてください。

ぼかしは、面倒がらずすべての工程を守れば、必ずうまくいきます。

私の言葉を信じてもらえば。

(雪)

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