季節はめぐる

先日娘に手伝ってもらってスダレをつけておいたおかげで、ベランダの暑さが少し違うような気がする。

ベランダが、というよりリビングへ入ってくる光線が。

陽の光は直接当たると、これからの季節ヤケドをしそうなくらいキツイ。

しかし直射ではなくても、明るさはやはり熱を帯びている。

それを遮ることでずいぶん温度が違ってくる。

 

さて今日は、作品を1枚描いた。

早く描かないとヤマアジサイの色が褪せてくる。

私は焦ってくる。

しかし雑用があまりにも多く、描くことができなかったのだ。

ヤレヤレ、ようやっと・・・。

 

ヤマアジサイは苔玉に植えられている。

上手くいくかなと思いながら描いたが、けっこう苔らしくなった。

私はしっかり観察して、対象を詳細に描きこむタイプ。

省略することもあるが、どちらかと言えば実物に近いものを好む。

それ故、花なら美しいうちに描いておかないと、リアルさに欠ける気がする。

賞味期限が切れかかっている花をモデルにしてはいけない。

 

マンションのロビーに七夕飾りが出ていた。

以前は本物の笹竹であったが、色々事情があって今はニセ竹であるが、私の目には七夕飾りに見えるから別に問題はない。

しかし今年は、笹につける飾り物が少ない。

願い事を書いた短冊も今のところマバラである。

これから増えてゆくだろうと思いながら、私も星に願いを書いて吊るしておいた。

クリスマス・七夕はボランティアの人たちが毎年飾り物をセットしてくれる。

それを見るたび「ああ、もうその季節なんだ」と心を温かくしている人は多いだろう。

 

スダレをかける時、娘が私をじっと見て「ちょっと動かないで」と言う。

額に蚊が止まって吸血中であった。

まだ毒素が注入されていなかったと見えて、痒くはなかった。

ああ、また刺される季節がやってきた。

(玉麗)

 

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