季節が動いた

八月尽を境に季節の歯車がゴトンと動いた。

ここ数年それがあまりにも少なく、1ミリか2ミリか?と言いたくなるほどだったが、今年は8ミリ?くらい動いたような気がする。

朝・夕8ミリほど涼しくなった。

日中は相変わらず暑いが、それとて真夏とは違う。
とにかく8ミリほど秋に近づいたのだ。
そう思うとなんだか嬉しい。

メチャ高かった果物もほんの少し値下がりした。
1,000円以上していたいちじくが、680円と書かれていて思わず買ってしまった。

1個しか食べていないのに腹痛を起こし、冷蔵庫を開けるたび悔しい思いをしている。
あと2日は我慢しなければならないだろう。

ギラギラは少しおさまったかわり、スッキリブルーには程遠い空。
いわし雲、ひつじ雲が出現するのももう少し先のことか。

夕方、虫の音を聞くようになった。
親近感を覚えるカネタタキの音を、先日昼間に聞いた。

しかし昨日から下の植栽の手入れが始まった。
ボウボウに伸びた草、絡みついたヤブカラシ、花が終わっても放ったらかしにされたアジサイ類が切りつめられてかなりミバが良くなった。

しかしここは広い。
あと2日ぐらいはかかるだろう。

虫たちは慌てて逃げているに違いない。

先日、クチナシに絡みついたヤブカラシにスズメガの幼虫がくっついているのを触ってしまった。
中指ぐらいの大きな虫、思わずギャっと言ってしまった。

会員が、ウチの植木に大きな青虫がいるからアゲハだと思って、雪先生に持って行こうと思ったらいなくなりました、と言う。

ヤメテ〜〜 下さい!!

シッポがついてたでしょ。

ついてました。

ソレ、「ガ」です。持ってこないでネ。

 

たぶんサナギになろうとして移動したのだろう。
よかった〜〜。

秋は虫たちの季節でもある。
くれぐれも「ガ」は持って来ないように。

(玉麗)

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