佐保姫がやってくる

日本には八百万(やおよろず)の神々が在(おわ)します。

四季を司どるのは四季神家の4柱の姫君。
薄くれないの衣を纏った姫君が、黒髪をなびかせ白馬にまたがり野を駆ける、天を翔ぶ。

この国の隅々に春を告げる神の名は佐保姫。

島国は南より北へ、目覚めるように芽を吹き、花を咲かせ、山笑む季節へと移り変わる。

今はまだ冬姫のとき、春立つ日(旧暦では1カ月遅れて立春となる)を迎えるために、やわらかな雨で大地を潤し、時に寒波を呼び戻して人々の浮き立つ心を鎮める役をも担っている。

 

四季の姫と神獣達のものがたりを書いた。

冬には冬姫を思い、春には佐保姫を待ち、夏姫の頃は少々疲れて愛らしい姫と龍に励まされ、やがて秋に竜田姫が現れる東の空を仰ぐ・・・・・。

冬姫と夏姫には特別な名がない。

古来よりの物語には、春と秋の姫君のみで、冬と夏の姫はいなかったのだ。

私のものがたりは、季節を司どる四季神家の父神戸、母神の元に生まれた4人の姫達が、お供となる神獣を従え、各々の季節を担ってゆく様を綴った。

絵を描くために創ったものがたりである。

(玉麗)

*下の動画は、屏風絵が公開された後に、物語が完成した2014年に、制作中の記録映像や写真を元につくりました。
古いもので画質が少々荒いので、非公開にしていたのですが、あらためてサムネイルも作り直し、再度公開しました。サムネイルの赤い着物姿の姫は、「秋の姫」です。(雪)

また、「四季の姫と神獣たち」の物語は、全編公開されています。
読んでみたいと思われた方は、こちらのページの中に旧ブログへのリンク(物語は、旧ブログ内全編公開されています)がありますので、どうぞ。
「四季の姫と神獣たち〜絵からうまれたものがたり〜」(2014年7月2日ブログ)

 

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