5月4日午前10時20分、藤井寺道明寺歴史まつりのオープニング。
チャイコフスキーの交響曲が石川河川敷に響き渡った。
舞台の上、2メートル×7メートルの和紙の前に立った私たちは、ジャーンの音と共に各々大きく刷毛を回し、渦を描いた。
その横に、向かって左私、右に娘が、龍を描いてゆく。
道明寺天満宮の宮司さんはとても気さくな方で、せっかく描くのだから、しばらく境内へ飾ったらどうですかと言って下さった。
墨ライブの絵は、描いている様子を楽しんでもらうものなので、その絵を飾ることは今までやってこなかった。
つまり、その場限り。
終わったら惜しげなくバリバリ取り外して破棄してしまう、潔く。
飾って下さるのなら、8分で描き切れなかった所に手を加えたいと申し出て、歌の時間前の調整の間に、高くて届かなかった所はU君に、下の方は私と娘で加筆した。
さらに迫力のある龍に仕上がったと思っている。
オープニングに描いた龍の絵は、その後の催し物のバックを飾った。
特に、激しいダンスや、上田氏からの応援出演「演舞」などをさらに盛り上げる効果があったと自負している。
私達のために駆けつけて下さった玉麗会の皆さん、先輩の方々、ファンの皆さん、ありがとうございました。
描いている途中、思いがけない祝福を受ました。
録画を見て気づいたことだが、アゲハ蝶が私達の頭上をヒラヒラと舞って通り過ぎた。
この日、空は円く青く、薫風が吹き、遥か天井の天神さまはいたく御機嫌であることを、下界の私達に知らしめていた。
(下の動画再生は54秒です。音が出ます。)
(玉麗)