立春

まさに春が立ち上ったような陽の光。南側のリビングにいると、日向ぼっこで昼寝をしたくなるような・・・。

隣のアトリエ兼教室は、寒いあいだ教室以外にあまり入室しない。
その教室で、テキパキと指示する娘の声がする。

今日は、ひなまつり用の絵を描いている。十二単のお姫さまが桃の木の横に扇を持って立っている図。
昨日の教室が初めてだったが、娘1人の日で、けっこう手こずったと言う。

小さいお顔を描くのは、皆さん苦手。目鼻口が、下図にあるのにうまくいかない。
だいたいその下図からして、キチンと原図通りに写せていない人がほとんど。

日本画の様に細かくは描かないものの、顔は命。
これが狂ってはどうしようもない。

娘は叱咤激励、私より指導は上手い。どうしてもダメな時は、胡粉を使って消してまた描く。
失敗させません、をモットーに机間巡視して、あちこちに目を光らせる。

お姫さまの着衣がまた面倒で、どこがどうなっているのか、だいたいのことしかわからない。
アッ、別の色塗っちゃった!となるのは仕方ない。

この手本作ったの、ダレ?と言いたい人もいるかもしれない。
ハイ、私です。責任を持って、ひなまつりの絵を指導いたします。
きっと、それらしい絵は、出来上がるはずです。
春ですから、のんびりといきましょう。

(玉麗)

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