仕事が終わり、お昼の買物をして帰ろうと、デパートの地下食品売場を歩いていると電話が鳴りました。
「もしもし」
「あ・・・買ってきてほしいものがあるんやけど・・・」
弱々しい声の主は、玉麗先生です。今まさに、リクエストのりんごを手に取ったところでしたが・・
「何が欲しいの?」
「ラーメン」
「え?」
「ラーメン食べたい」
これは予想外の答えでした。
そもそも、玉麗先生が具合が悪くなると食料にいつも悩みます。
というのも、しんどさのステージによって、またそのときどきによって“食べたいもの”がまったく違うからです。
ラーメンとは。はじめて聞いた。今後の参考にしたいと思います。
「ラーメンって、え?なにラーメン?カップラーメンみたいなのでいいの?」
「そんなのでいいよ。なんか急にこってりしたものが食べたくなって。とんこつ味がいいかな」
とんこつ!ラーメンの中でも最も濃厚な味だが大丈夫か。
まあ、今回は目まいではないし、風邪でしかもピークは過ぎていますので、要求通りにラーメンを買って帰宅しました。
風邪などで寝込んだ場合は、
ほとんど食べられない→ジュース、ヨーグルト、プリンなど→おかゆ、うどんなど・・と少しずつ消化のよいものに慣らしていくという順番が一般的。
しかし、玉麗先生の食欲は予測不可能です。
「まるで妊婦のよう」
食べたいものが具体的すぎるのですね。
しかし、要求がはっきりしていると買物もしやすいのは事実です。ただ、スーパーをはしごするのはしょっちゅうです。
ところで、私の買って帰ったとんこつラーメンは、「おいしい」と好評でした。
元気になるかな?
(雪)
*近鉄百貨店にはなく→近所のスーパーにもなくて→コンビニへ!しかし種類がなくて・・・ふと見ると箱入りのちょっと高めのとんこつラーメン発見!
助かった・・そしておいしかった・・・
(とんこつ味って案外無いものですね)