雨を乞う

陽射しがキツイ。
暑さの残りと言うが、残り物にしては多すぎる。

夜間が熱帯夜ではないことが僅かな救いであるが、これとて昼間の暑さがほんの少しでも強くなれば、、保証されるものではない。

風よ吹け、雨よ降れと天に向かって言いたい。

ただしほどほどに。

 

困った時に救いの手が差し伸べられることを、旱天の慈雨(かんてんのじう)と言う。

旱天とは日照りのこと。

この国では、夏の旱天の慈雨は台風と決まっている。

嬉しいような困ったような。

最近は、線状降水帯という言葉をよく耳にする。

秋驟雨(しゅうう)と呼ぶと、趣のある言葉に暑さからの解放を感じるが、温暖化で秋がほとんど無い昨今、消えてゆく言葉も少なくはないだろう。

当分は降りそうにない空を仰ぎ、慌てて日傘を広げながらカットに行った。

 

スッキリして隣のスーパーへ寄ると、わっ シャインマスカットが1,000円を切っている。

いちじくもりんごも安い!

何人家族ですかと問われるぐらい、果物が安売りの日はアレもコレも手に入れてくる。

梨が、日持ちしないことが最近ようやっとわかった。

1年中出回っているりんごは常備している。

帰宅して冷蔵庫に次々と詰め込んで、満杯になったところで一安心。

これでしばらくの間は果物の心配をしなくて済む。

 

こんなに果物好きの私なのに、プレゼントに果物を頂くことがほとんどない。

アピールが足らんのか。

時々1個か2個持って来てくれる人がいる。

数は少なくてもとびきり美味しいものである。

このような贈り物ができる人、少数ですネ。

 

雨が降ると涼しくなるが、果物・野菜は困ったことになる場合もある。
味が薄くなったり、葉が傷んだり・・・・・。

そこそこで降りやんでほしい雨、五風十雨(ごふうじゅうう)。

5日ごとに風が吹き、10日目には雨が降る。

そううまくはいかないだろうけど。

(玉麗)

 

 

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