温水ポットの話(前編)

わが家は、お茶が必要な時はその都度沸かして湯を用意していた。

風太は水よりもお茶(少し薄めたもの)を好んだが、ペットボトルのお茶は飲まなかった。

味がわかっていたとしか思えない。

余談であるが。

 

私が家でいる時間が長くなって、温水ポットをやっと購入した。

2年前のことだ。

使ったことのないものだから手にいれる時、これぐらいの大きさがあれば1日の消費に間に合うだろう、ぐらいしか考えなかった。

使ってみて便利ではあった。

1日の終わり、中の湯が残っていたら捨ててプラグを抜く。

その時、フタに手を挟まれる不具合があることに気が付いた。

で、フタと本体がくっついている部分にタオルを当て、何とか難を免れてはいたが、だんだん腹が立ってきた。

タオルに染み込んだ90度のお湯が、手に触れることもある。

これは使う人のことを考えていない。

実は何回か手を挟まれてもいる。

責任者出てこいとは言わないが、この型のものはダメなんだ。

ダメなものは見限るしかない。

 

そこで今日ヨドバシまで行って取手のついた、ちゃんと持てるものを見てこようと思っている。

冬期しか使わないからまだピカピカで捨てるには惜しいが、誰かにあげることは考えない方が良い。

もらった人がもし手を挟んだり、90度のお湯で熱い目にあったら困る。

欠陥品とは言えないだろうが、危険度が非常に高いものは処分しなければいけない。

 

私が20年若くなったら、家事コンサルタントになって、経験のない人・あってもよくわかっていない人に、いろんな事を伝授したい。

この商品はダメ、これは使いやすいと歯に衣着せぬ真実を広めよう。

どこかの営業部長がやってきて、コレをぜひ推奨してくださいと言っても、良くなければ追い返す。

玉麗ブランドを作って儲けましょう、との闇の話になど決して耳を貸さず、今出回っているもののうち最上の品だけを紹介する。

 

な〜んて事を考えたりする。

今の世に体だけが20歳若くなった私がいたら・・・

今日ワクワクすることがなかったから、そんなことを想像して楽しんでいる。

家事コンサルタントになっても絵は教えますよ、もちろん。

家の中に絵がないなんて、寂しすぎる!!

(玉麗)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA