「絵を描く」
ということには多くの大切な事柄が含まれています。
ひとつひとつ挙げていくとキリがないので、今回は1つに絞って。
ズバリ「梱包」について。
ところで玉麗先生も私も、数学や物理の成績は決して良くなくて・・・ズバリ悪かった!
公式もさっぱり覚えていません。
ですが、こういった作業や工作ではキラキラと輝き、良い仕事をします!
やっていることは物理学的な作業なのです。
ただ、頭で考えてやっているというより、ほぼ「勘」ですので言葉でうまく説明はできないのです。
ですが、いつも正解だと思います。
とにかく効率が良く、スピーディで、バッチリうまくいくからです!
この点においては、昔から玉麗先生には絶大な信頼感を寄せており、疑ったことはありません。
何より仕上がりが美しい。

玉麗先生は梱包のプロなので、出来上がった様子は常にパーフェクト。
ピシー!
としています。
搬入の時に車に荷物が積みやすかったのも、あらかじめキッチリとまとめておいてくれたからです。

ところが。
本日自宅のアトリエを片付けている際に、配置問題で意見が分かれ、
玉「こっちで大丈夫」
ゆ「いや、それだとこう傾くから後から支障が出るので、反対にした方が良い」
玉「いや、大丈夫だって」
(もう、知らんで・・・)
ガタガタ(作業)
玉「あー・・・やっぱり反対がいいか」
ゆ「ほれみろーなぜ私の言うことを聞いてくれん!私を誰の子供だと思っているか」
私のセリフにご注目。
これで玉麗先生は「うっ」となってましたよ。
相手に言い返しつつ、持ち上げているこの絶妙な言い回し。
よかったら、活用してみてくださいね♪
さて、前置きは終わり。
状況にもよりますが、今回は絵画展の梱包、つまり「箱をヒモで結ぶ」という例で進めていきたいと思います。
梱包で大切なことは、
「簡単に取れないようしっかり結ぶ」
ことですよね。
でも
「後で簡単に取れるようにしておく」
ことも大切です。
基本的に固結びは禁止。
なぜなら、後でほどくのが大変だからです。
ほどけない〜〜となると、ハサミでチョキン、しかないですよね。
搬入出の現場を経験したことがある人なら想像できましょう。
ハサミなどの道具を使わずサッとほどけると楽だし、ヒモは箱の中に収納しておけば、また片付ける時にサッと出して、すぐ梱包することができます。
効率が良いです!
チョキン、とされてしまうと、そのヒモはもう使えないのでゴミとなります。
再度梱包する時にはまた新しいヒモ、ヒモ、ちょっと、ヒモどこですか〜〜
あたふた。
取れないようにと考えての固結びは分かりますが、リボン結びでもそうそう取れることはありませんので大丈夫。
(発送する場合など、絶対に取れないようにする場合は固結びでもOKです。)
梱包で大事なのは次の2つのポイントになります。
①ヒモは絶対にゆるませないように固くキュッとさせて巻きつける
②最後に結ぶ場所は、箱の角
①はみな気をつけているところですよね。
なるべくガッと引き寄せてタイトに巻きつけましょう!
②が意外とできていないことが多いようです。
箱のど真ん中で結んでる場合をよく見かけますが、ボヨンボヨンになってしまうんですよね。
角でキュッと結ぶと、驚くくらい固く締めることができますよ!
また、リボンを作る時はコンパクトにまとめ、ダラーンと長くなってしまった部分は邪魔にならないようカットしておくと良いですよ!
もしカットできない場合は、そのままダラーンとさせるのではなく、巻き付けるようにしておきましょう。


下の梱包の例は、発送されたものなので固結びでもOKですが、運ぶだけの場合はNGとなります。
ほどくのが大変です。

私は、幼少期より完璧主義の玉麗先生を見て育ったので当たり前になっていますが、意外と梱包っていい加減なことが多いなあと感じます。
でも、普段の生活にも活用できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(雪)