お家ごはん

季節の変わり目と呼ばれる時期になっている。しかし、汚れたフェルトマットをサッと裏返して新しい面を出すようには、決して進行するものではない。

冬から春への移行は暖かくなったと思えば、急に寒くなり、風邪をひいたり体調を崩したり・・・なかなか手強い反発がある。

「毎日が日曜日」の私達は、家の中で1日の大半を過ごしている。
ウィルスによって作られた休日は、半月が終わった。
ダラダラとしていては癪にさわる。

努めて有意義に、まとまった休日にしか出来ない企画をこなしていくことが、見えぬ敵への反撃であると考えて。

ひょんなことから面白い企ては出発するものだ。私達は、自分達が創り上げつつある壮大なパズルを楽しく消化しながら、発表の日が来るのを心待ちにしている。

外に出る機会がないので、食事はもっぱら自宅で摂る。1日3回作るのはタイヘンと思う人にはタイヘンだろうが、私はあまり苦にならない方なので、気軽に台所に立つ。

私流のややこしい料理の場合は私が、決まったレシピの時は娘が作ってくれる。

最近は、「お家ごはん」というらしいが、自分達が口に合うように味付けし、配膳の段取りも好みに合わせる内食は、絶対美味しいに決まっている。

料理屋のような高級食材、手の込んだ献立は出来なくても、とにかく美味しい。そのような食事を頂いている日々は、「これ幸いナリ」。

私が作った夕食を美味しそうに食べながら、娘が言う。
「こんなに美味しいなんて、死期が近いんかな」
なかなかシュールな賛辞ですね。

(玉麗)

 

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