最近の科学・化学・医学その他は、いろいろなデータベースで物事を解明する方向に在る。
その道に明るくない者でも数字で示してもらえると、ナルホドとなることが多い。
さて、アスパラガスを食した後トイレへ行くと、尿の匂いが強烈なのを知っていますか?と言われて「ハイ」と答える人はまずいない。
私達親子はずっと以前から思っていたが、誰も反応してくれないので、私達だけがヘンな匂いを発しているのかと考えたこともあった。
娘がその件に関するネットの文献を探し当てて、やっと納得したので発表(?)すると、それはメタンチオールと言う。
異臭物質の1つで、私達だけが発しているのではなく、アスパラガスを食べると皆が代謝物として放出している。
この独特な匂いを嗅ぎ分けられるか否かの問題であった。
日本人はなんと3%ちょっとの人しかその能力がない。
あとの30数%がやや匂うかな、残り60数%は全く知らん状態。
よくぞ見つけたこの記事。
それが何であれ、ほとんどの人が持っていない遺伝子が私達にはある。
大した自慢にはならないが、何の役に立つのかもさっぱりだが、とりあえず時折変なニオイを発する種族ではないことが判明した。
犬のごとき嗅覚とまではいかないが、それに近いものであるとは常々思ってきた。
悪臭に関しては特に。
それ故、本人はけっこうツライものがある。
しかし、いい匂いも又いち早く嗅ぎつける。
もうすぐキンモクセイ・ギンモクセイが咲く。
遠くに在っても、ウン?この匂いは、となるシアワセ。
梅見の季節も然り。
鼻がいいのは決して悪いことばかりではない。
ガス漏れ勃発の際は、検知器より先に気づくのでは、と思ったりする。
(玉麗)