朧月夜

菜の花畑に入り陽薄れ・・・・

『朧月夜』より)

月がおぼろに出ている夜に、
この歌を思い出して歌って?みた。

もちろん誰もいない時のことである。
なにしろ風太でさえむこうへ行ってしまうほどの
下手クソだ。

犬は耳が良いと聞くが、それは良い・悪い音を
聴き分けることができるという意味なのか。
あの、何とも困った顔を思い出すと
口許がゆるむ。

水墨画を思わせる歌詞は、高野辰之の作詞による。

 

「365歩のマーチ」は軽快で、夜室内を歩くのに
ぴったしのように思えるが、実はそうではない。

この歌は元気すぎて、私のように
虚弱な者には向かないのだ。

自分で虚弱体質と言うと、幼なじみが
「それは子供に使うものでバアさんにはおかしい」
と言う。

じゃあどう言うの?
軟弱なんてフニャフニャしているみたいでイヤだし。
マァいいや、彼女はそういう人なのだ。
なんてブツクサ言いながら、前述の歌を口ずさむと
ぴったり!
これでいこう。

(玉麗)

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