行くのが遅くなったので、
ヨメさんの誕生日はとうに過ぎていたが
ギンモクセイをプレゼントに買っておいた。
それが2度目の花をつけていい匂いがしている。
この木を記念植樹した。
その他にも4本花木を持って行った。
草取りがあらかた終わり、息子は
「あとはもうオレがやっとくから」と言うのだが、
「ダメ、そんなん言うてレモンの木2年も放っておいたから
鉢から根が出てどんだけ苦労したと思ってんの」
母さんは手厳しい。
息子は笑いながら穴を掘って、
植木屋に聞いたという方法で、残りの木を植えてくれた。
その間も3人は隅の方の草を取り、
完璧に近い状態になった。
4人の口から一斉に
「うわーーっ きれいになった!!」
夕闇がせまる頃、息子夫婦に見送られて車に乗る。
角を右折する時、私は身を乗り出して2人に手を降る。
今日は別の道を帰ってみようと、もう一度右に曲がると
私達の乗った車が通るのを予想してか、
家と家の空き地からまだ手を振ってくれている
2人が見えた。
(玉麗)