U君のパン屋へ行ってきた。大阪メトロ中崎町駅で下車して、地上に出ると歩いて1分ぐらい。
間違って別のパン屋へ行きそうになり、電話すると「こっちです」と店の前から手を振ってくれた。
U君はパン屋の娘さんと結婚して、製パンの手伝いをするようになり、販売のみの2号店が中崎町に出来てからは、奥さんと交代で店に立っている。
3坪ほどの小さな店には、売れ筋のパンのみが並べられ、あちこちに彼のデザイン画が掛かっていた。奥のもう少し広いところは、奥さんのいとこの女性が営む美容室になっていた。
中崎町の商店街は、レトロな雰囲気で、天六商店街とも何となく似ていた。パン屋は奥さんの祖父の代に始めたとか。陳列棚は当時のままにしているらしく、昭和のムードを醸していた。
いろいろな種類のパン、クッキーなどがあり、どれも美味しいが、私はりんごのデニッシュパンが一番好きで、今回もそれを含む菓子パンを買った。
中崎町にはU君お勧めの焼きイモ屋さんがある。「蜜香屋」は行列のできるお店だと言うので、帰りに寄ってみた。
私は芋蜜生姜ドリンクをホットで、雪はタンカン(種子島の柑橘らしい)の生ジュースを。お芋のシフォンケーキを半分コして食べた。
なるほど、美味しかった。平日で、並ばなくても入店できたのはラッキーであった。
外で何かを食べるのは3カ月ぶりだ。気を緩めて外出するのも久しぶりのことである。しかし、それ以上はウロウロすることもなく、一目散に帰宅。
やはりまだ、コロナ以前のようには気分的に戻れないものだ。
(玉麗)