年末に買ってもう3週目なのに、八重咲きのユリが咲いている。
と言ってもしっかりは開かず、花芯は出ていない。
なのに芳香だけは放っている。
3ツある蕾のうち1ツは5分ほど開いているのでわかるが、2ツは咲いていないのに顔を近づけるとかすかに匂う。
何とも不思議なDNAを持った花だ。
人の手によって操作され、改良された八重咲きのユリ。
切り花の成功例だろう。

一緒に活けているベルギーマムも、同じように改良された花。
なので2年目には同じ花が咲かない、全く違った色の大きな花になることもある。
3年目にはまた別の花が出てきたりする。
驚きと予想を超える変幻にワクワクする。

近頃、野菜が高騰し、台所というよりサイフを脅かしている。
娘が教室で聞いた話によると、1コ千円のキャベツを見た人もいるとか。
ホンマ?
しかもその高騰キャベツは売れ残ると、廃棄されるらしい。
ウッソ〜!
どこかへ寄付するとか、従業員に安く売るとか、対策はないのんか?
廃棄が一番手っ取り早いから、との理由を聞いて開いた口が塞がらない。
どうなってんの、日本。
野菜が高いと嘆いていても仕方ない。
安い野菜を見つけるしかない。
もやしが一番に浮かぶが、豆苗という手もある。
しかもこの野菜、水をやればまた芽が出る!
なんと賢い。
セロリもけっこう使える野菜である。
しかもそう高くない。
炒めもの・煮物、漬物にもできる。
大根・白菜・ネギ、これらは鍋ものに欠かせないが、何とか代替品で間に合わせ、寒い日はやはり温まるものが一番良い。
ふと、豆苗って日本製かねェと頭をよぎった。
あまりにも安いもんだから。
最近はようく調べて買わないと、外国のものが出回っている。
雑貨や衣料品だけでなく、食べるものにも浸透してきている。
私は「日本製」にこだわっている。
タグや品質表など細部をよく見て、国内で作ったものを消費したい。
さてこのユリはどこのものなのか?
(玉麗)