腹8分目とはよく言ったものだと、身をもって証明してしまった。
先日鯛の握り寿司を作ったところ、あまりにもおいしくて、最後の1コが多かった。
その夜おなかがずつなく、次の日にもスッキリしない胃は、3日目になってようやっと落ち着いた。
寿司飯が多かったのだ。
小ぶりの握りを作るべきだった。
この次は、新米だからと張り切らず、ほどほどに、いや小さいのにしよう。
やはり米はズンとおなかに残るとあらためて知らされた。
日本には今や世界中の料理が集まっている。
近年特に広まっているのがイタリアン。
中でもパスタ類が特に幅を利かしている。
ちょっと前までは、カジュアルレストランには別のメニューが並んでいた。
洋風の顔をして、オムライスやチキンライスが主役を務めていたが、それらはもうダサイ食べものになってしまった。
スパゲッティと呼んでいたものがパスタになった頃から、若い女性達のランチは変化した。
しかしどこにでもある、誰にでも作れるものは味を期待出来ない。
時々行くカフェで本日のランチと言えば、パスタを茹でて玉ネギ、ピーマン、ハムと炒め、ケチャップ味のイタリアーノ、これのどこがイタリアーノなのかと思いながらも仕方なく食べている。
これがひと昔前はオムライスかチキンライスだったように思う。
それとて決しておいしいものではないが、パスタよりはマシな気がする。
決しておいしくないと書いたが、外食だからマズイのだ。
家で作ればけっこうおいしいものが出来上る。
で、今日のランチはチキンライスとなった。
正確に言えばハムライスであるが。
お米は新米、ハムもちょっといいのを使って、玉子を割り入れ、塩、こしょう、後はケチャップをからめる。
大きなフライパンを両手で持って振る。
やわらかいけどベチャとしないパラリとしたハムライスの出来上り。
野菜サラダをたっぷり添えて、ハイ頂きます。
(玉麗)