イギリスの味

温かいスコーンに、イチゴジャム、生クリーム、ブルーベリージャムをつけていただきます

イギリスで日常的に楽しまれているミルクティーとスコーンを、ロンドンティールーム堂島本店で味わってきた。

煮出しておいてミルクを入れるこの店の方法と、玉麗流ではどの程度味が違うかを確かめたくて、娘に連れて行ってもらった。

わが家で作るのは水を一滴も入れないから色は薄いが、味はマイルドで香りが良い。本場の味はもっとワイルドで、量もたっぷり。ミルクに膜が張るのは、特濃を使っているからだろう。紅茶好きの私はどちらもおいしいと思う。

紅茶文化は昭和48年だったか、紅茶の輸入自由化で、ティーバッグなども作られ急速に広まった、とパンフレットにあった。

娘は会社勤めを始めた頃、何度か行ったらしい。その時代、『スコーンとミルクティを』と注文するのが、何かとってもお洒落で高揚した気分であったと、述懐していた。

会社帰りに寄るのは、“ちょっとそこまで”の気分だったと思うが、私が梅田から歩いて行くには少し遠かった。デパートで買物をした後だったので、よけい足が重かったのかもしれない。

帰宅後ドッと疲れたが、イギリスの文化を味わってきたような気分で、ふと水墨画体験で来宅したオクスフォード大学の医学博士一家のことを思い出した。

(玉麗)

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