絵の中で生きる

風太とハイビスカスの花を描いている。

皆さんなかなか上手で、小さい頃の風太、ちょっと太めの風太、スリムな風太・・・・・風太がいっぱい、とても嬉しい。

8年以上経ってこんな気持ちになれるなんて、不思議な気分である。

こちらは幼い頃の風太君ですね・・へっぴり腰のところもそっくりです

 

彼が旅立った時、私はさめざめと泣いていた。

毎日夕方になると目が赤くなって、仕事どころではなかったのに、時間は緩やかに喪失の傷を癒してくれる。

 

亡くなって1カ月後、ひょんなことからおたまじゃくしを育てるようになって、泣いてばかりはいられなくなった。

しっぽが取れて、小指の先ほどのカエルになり、動き回るようになるともう大変であった。

ジャン、マルコ、スリム3匹は、風太がそうであったように、私たちの家族の一員としてここにいる。

 

ジャンが時々、風太の遺影の前へ座っている。

その姿は、空へ行った先輩颯太と交信をしているようにも見える。

 

動物は人間が知らない力を持っている。

きっと彼らは魂のやり取りをして、私たちを喜ばせたり、驚かせたりしているに違いない。

 

風太は美しい犬であった。

ジャンはとても賢いカエルである。

マルコは可愛いし、スリムのおちょぼ口は思わず頬が緩む。

誰しも自分が飼っているペットが一番で、自慢を言えばキリがない。

 

しかし私は彼らを描いて、この世に永遠があるならばそれに一番近い形で讃えることができる。

皆さんも、いつかはご自分の大切なものを描き上げることにチャレンジして下さい。

風太を描いて頂いて、ありがとうございます。

(玉麗)

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