湿度26%、室温27度。
エアコンのせいで鼻はヒカヒカ、目はシパシパする。
洗濯物を干しにベランダへ出ると、冷蔵庫からボイラー室へ移動した感がある。
午後8時30分、これで今日のするべき事は全部終了した。
あとは眠るだけと言いたいところだが、これが一番の難題である。
つまり私は毎日の終わりの時に、安らかな気分に浸ることが出来ない。
薬を用いても変わらないところが悩ましい。
しかし今日は違う、たぶん。
教室へ出て皆さんと和やかな時を過ごし、リビングの拭き掃除もした。
歩数計は3,000ちょっとだが、けっこう動いたはずだ。
よしっ寝れるゾ。
ウトウトしたが急に汗が出て目が覚めた。
室温が上がっている。
不機嫌になっていくのがアリアリと・・・・・。
体力が無くなったことを自覚するようになってから、私は娘に文句を言わないようになった。
それまでだって、心の中で呟いている小言の10分の1ぐらいしか口にしていなかった。
が、時々大バクハツした。
それがもう無くなった。
娘には娘のやり方があると、理解したのか、諦観なのかひょっとしたら放棄なのか。
とにかく私は大人しくなった。
しかし・・・・
眠りを妨げるヤツは許せない。
起き上がり、しっかり覚醒していない体で、フラフラしながら浴室のファンのスイッチを止める。何かを蹴飛ばしてガラン、ガシャンと音がする。
ここでバッタリ倒れても娘が気付くのはトイレへでも行った時。
彼女はイヤフォンをつけている。
朝まで知らなかったとなっても、さもあらん。
この日入浴が遅かった娘のせいで、ドタバタさせられた。
当の本人は全然知らないことである。
マンガの世界はどこの家庭にでも転がっている。
(玉麗)