車と私の関係 後編

セカンドオピニオンならぬ3番目のお医者さんに、あらためてエンジンルームをチェックしてもらうと、「たしかにミッションが劣化していてこの部分の交換には数十万かかります。それに変えたとしてもこの先どれだけ走れるか、というのはこの車の年数では正直、わからないんです」とのこと。

「車といっても人間と一緒で、この現象は老化と同じなんです。年を取ってくると、朝起きてすぐにサッと動けないように、古い車もまずエンジンをあたためて、ゆっくり動かしてあげれば、まだしばらくは走れます」

「それに、ガサツな対応をされている人の車は見ればすぐわかります。この車は年数の割にすごくきれいに保たれています。車のほうも、機械とはいえ乱暴に扱われたら、フン、知るかい!とへそを曲げてしまいますよ、そんなもんなんです・・・」

結果、私は延命のための高額な治療は受けず、いま生活できる範囲でおだやかな日常を過ごしていくことを選択しました。

つまり、高価な部品交換はせず、車検だけはうけて、もしも本当に寿命がきたらその時はその時だ!と思ってこれからも大切に走っていこうと。

ディーラーや、カーショップの言ったことも間違いではなかったけれど、正論だけの対応は、私の心には響かなかったのでした。

私の愛車は、信頼感が生まれた近所の車屋さんに車検を任せて、元気に戻ってきました。もしかしてこれが最後の車検になるかもしれないけれど、自分の気持ちが納得したので大丈夫です。

思えばこの子との出会いはちょうど今頃、17年前のクリスマス。私の誕生日とクリスマス記念ということで、わが家の一員となったのでした。なつかしいなあ!玉麗先生と風太君と一緒に見に行ったディーラーにいて、みんなが気に入って即決したのです。

 

出発前はよくエンジンを温めて、ゆっくり発進するから安心してね。そして、これまで通り安全運転で、明日に向かって一緒に走っていこう!

(雪)

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