コキアのホワホワした黄緑が花屋に出回ると、ふっと頬がゆるむ。
息子夫婦が家を手に入れてしばらくした頃、花屋でコキアの苗を見て、ワッいいねとなったらしく3株ほど買ってきた。
地に植えられた緑のかたまりはどんどん成長して、秋には赤く色づき門口を飾ってくれるはずであった。

ところが夏の終わり、台風がやってきて、朝気がつくと跡形もなく消え去っていた。
どこへ行ったンだろうねェと話題になっていた数日後、近所の吹き溜まりのような樹木の下に、モヤモヤしたものを見つけた2人は駆け寄って確認した。
ア、うちのコキア!
この話は前にも書いた。
それほど我が家ではよく話題になる。
たぶんあの形状が、何となくユーモラスで可愛くて、ナニコレと思わず近づいてしまう植物だから。

そのコキアを2本買ってきた。
鮮光黄のマリゴールド、ピンクとコーラルピンクの日々草、これらも一緒に。
忙しくて、2日後に植えた。
が、全員元気で、水をやるとイキイキしてきた。
我が家のベランダは数を減らしたので、花が多くはない。
緑が、目隠しと熱気よけの役目をしてくれている。
そこへ2鉢、彩りが添えられて少し賑やかになった。
ブッドリアとブーゲンビリアが盛りをすぎて、花は咲いているけれどヒッソリしている。
山アジサイは風太の写真の横に置いている。
いつ描くんですか?と言われている気がして・・・・・。
特別教室が終わったら、気分も落ち着く。
ちゃんと取り組む用事が何件か待っている。
あと3日、私が年に2度あるバーゲン祭に心起きなく出かけられる日が近づいている。
コキアはどれくらい背丈を伸ばすだろうか。
(玉麗)