バイカウツギが全部開花し、近づくと芳香を放っている。下の方にまとわりつくように生えた雑草やサツキの枯れた枝などを取り除いてやると、「ありがとう」と言っているように風に揺れている。
通りがかった人がスマホを向けカシャっとやっていた。何という花ですか、と尋ねるので、バイカウツギですョと誇らしげに答える。
通りに面した植栽の外側にオタフクナンテンが並んで植えられているが、歯が抜けたように2本無い。枯れたのだろうか。
サツキが枯れたところへ何本か植えてもらったら、20万円くらいかかったらしい。
理事長は、ユキヤナギの横がハゲハゲになって地面がむき出しなのを気にしているが、業者に頼むとたぶん50万くらい必要だとのこと。
では移植したらどうですか、と提案した。挿し木したオオゴンマサキが、20本くらい密集して植えられている場所を教えてあげた。
マンションの広い敷地のどこに何が植えられていてどんな状態か、概ね把握できるのは、たぶん私1人だろう。
次回の日曜日ボランティアを募り、草取りと移植を行うことになった。
言ったものの、あまりにも根が張ったり固くて掘り起こせない状態なら、ちょっと困る。
昨日、こんなところには不要と思われるオタフクナンテンを1本掘り起こして見た。少々キツ買ったが、私1人でもなんとかなった。歯の欠けたようなところに移植も試みた。
これも難なく、とは言いづらいものの、OKであった。移植当日の前日夕方にたっぷり水を撒いて、土を柔らかくしておこう。
何事も準備と道具が整っていれば、あとは「気力」で何とかなる。
(玉麗)