友達のHが大阪歴史博物館で開催中の川瀬巴水展に誘ってくれました。
まずは腹ごしらえ!


十分な栄養をとった私たちは、大阪歴史博物館へ。
常設展の10階は、二上山まで見える眺めの良さです。


川瀬巴水は、大正から昭和にかけて活躍した木版画家です。
版画といえば江戸時代がピーク。
北斎や広重をはじめとする有名な浮世絵師がたくさんいて、その作品も日本の名所や人気俳優、美人画、などをテーマとしたとても華やかなイメージがあります。
しかし、川瀬巴水の作品は印象が違います。
日本の風景画をテーマにしているのですが、派手な色使いや演出はなく、どちらかといえばシンプルで地味。
色使いも構図も落ち着いており、ザ・名所よりも彼自身が気に入った何気ない街の風景がテーマとなっています。
スティーブ・ジョブズが好んで巴水の作品を自宅に飾っていた、という話が有名ですね。
平日ということもあって、程よい入場者数でゆったり観ることができました。
Hと私は、グッズコーナーで気に入った作品のポストカードを買いました。

美術展には1人でいくことが多かったのですが、Hとはなぜか気が合ってよく一緒に出かけます。
お互いの好きな作品について話すことはとても楽しいひとときです。
今回もいっぱい喋って本当に楽しい時間を過ごしました。
ふと、空を見ると、あ!あれは!

巴水効果でしょうか、夕方のやや暗くなってきた空に虹のかけらが見えました。
こんな一部だけのパターンは初めてみたなあと思っていたら、

空をよく見ると、全体像がうっすら見えてきました。
そしてその半円の中心には、沈みかけの太陽!
吉兆の虹ですね。
Hのおかげで良いものが見れました。
ありがとう!!
次は何を見にいくかな。
(雪)