回転椅子 前編

わが家のリビングにある椅子は、
食事用である。

しかしこの回転椅子はとても使い勝手がよく、
絵を描く時、事務的仕事、
テレビを観るのにも使用する。

もう30年ぐらい前からあるもので、
マンション購入時に手に入れた。

今から思えばとても高かったのだけれど、
なにしろ大金が動く時だから、
もう少々のことはケチらない。
エーイッ となって、買ってしまった。

今どきの椅子のように、軽くておしゃれではない。
良く言えば重々しく、いや実際に重い。

掃除の時、テーブルの上へ載せようとしたが落ちて、
施してある細工が少し欠けた。

2度目も同じ椅子を落として、不具合が生じた。

泣く泣く(というほどでもないが)ひとつ
処分した。

でもその後はよほど気をつけているとみえて、
落とすこともない。

回転椅子を使うようになったら、
その便利さに手放せなくなる。
重たい、ブコツだ、と文句を言いながらも
今に至っている。

回転の具合が悪くなったこともない。
しかし、程良いクッションのある革張りの
座る部分が、30年の摩擦で傷んできた。

椅子用座布団を載せて使っているが、
この椅子は私が胡座をかいても座れるぐらいの
大きさなので、大きめの座布団でないと
ハゲハゲの革の部分が見えてしまう。

大きめと言うが、コレがなかなかない。
気に入った柄も見つからない。
それでいつも気にしながら使ってきた。

ふと、そうだカバーを作ればいんだと
気がついた。

(玉麗)

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