明日は特別教室なので、今日は休みの日でも準備がいろいろある。
私は手こずった手本を今朝やっと作り上げた。いつも1週間以上前に全部終了している私としては、本当に稀なことである。
娘は出来上がりを持って、印刷に行った。特別教室の手本の印刷は、いろいろ細かい注文をつけるので、娘が受け持ってくれる。それを裁断して、お軸の大きさに合わせて組み合わせる。
昼食後手本を作り、作業をしてくれている娘にコーヒーとお菓子のサービスをした。コーヒーはドリップ式のキリマンジェロ。いい香りが部屋中に漂う。私は茶葉で入れた紅茶。お菓子はナッツ入りブラウニー。いつもと違うハイレベルのティータイムである。
母方の叔父の相方が亡くなり香典を送ったら、横浜インターコンチネンタルホテルのティータイムセットが届いた。叔父はすでに彼岸の人で、これを送ってくれた従兄弟も小学生の頃1度会っただけという縁の遠い間柄であるが、このようなセンスの良いものを選ぶ女性なのだとわかって、何となくうれしい。
私に贈り物をするのはとても難しいと友人が言う。私は「なーんも難しいことなんかないよ、美味しいものを少しだけでいいんだから」といつも言っている。
身につけるものや生活用品など残るものは、まず考えない方が良い。強いこだわりのある人にピッタリのものなんてとうてい無理な話だ。本人でさえもなかなか決めかねるものを、他人が「これで喜んでもらおう」なんて思うことは、自己満足でしかない。
とにかく「『美味しいものを少しだけ』に徹していただきたい」と折あるごとに発信しているつもりなんだけど・・・。
手本はあと2枚残すのみとなった。頑張ります。
特別教室へ参加される時は、「持参するもの」の他に、良い作品をつくりあげようとの熱意も絶対にお忘れなきよう。
(玉麗)