戸建住宅の建て替えは接道、つまり道路に面していなければ許可が下りない、と初めて知った。
道路に面していない家なんてないだろうと思うが、存在することも知った。
路地の奥にあり、その家へ行くには隣の敷地を通らせてもらう。
たぶんわずかでも通行料的なものを支払うのだろう。
ずっと昔はそんな家がチラホラあったらしいが、今は区画整理が進んであまり見かけない。
「新築そっくりさん」と名付けられた工法があり、それは建て替えではないのでOKなのだという。
そんな家だけのために考えられたものではないだろうが、仮に築100年近い家でも土台さえしっかりしていれば、新築みたいになるのだという。
その工法を見学出来ますとのチラシが新聞に入った。
マンション住まいではあるが、施工と名の付くものにはとても興味がある。
娘と2人で見に行った。
全部で何坪あるのかわからないが、けっこう広い土地に建つ家。
骨組みと壁少々、床は補強されてこれから断熱材をいれ、今までとても寒かった家が暖かく生まれ変わると説明された。
もう少し出来上がった頃に又チラシを入れますからぜひ見て下さいと言われて、すっかりその気になっているが、今のところの話である。
世の中の動きは最近目まぐるしい。
それらを全て追っかけることは到底出来ないけれど、すぐ近くとか手に入る範囲のものなら確認してみるのも一興だろう。
ボケないヒケツは何にでも興味を持ち、新しいことに取り組む気持ちを忘れないことである。
私の場合気になるのは体調だ。
明日のことは明朝でないとわからないのが何とも心許ないが、マア何とかなるだろう。
明日決めればいいことだ。
快適な家が何よりではある。
しかし思うようには全くいかないもの。
せめてささやかな工夫で、毎日を気分良く過ごしたいと思っている。
(玉麗)