洗濯、掃除機がけを終わったら、さて、今日は何をすべきか。
「しようか」ではなく「すべきか」になってしまうところが、ちょっと悲しい。
こんなにゆったり時間がある時なんて、一生に一度あるかないかなのに。
足腰弱ってからの、のんびり時間ではない。
今はまだガタガタながらも一応は動けているのだ。
したいことをしないでどうする、と書いたところで、どこへも行けない歯がゆさよ。
本屋ぐらいは行ってやろう、と出かけた。駅前にあった本屋がなくなって不便極まりない。
手袋・マスクと重装備でバスに乗る。
シティモの本屋は予想通り空いていた。シティモ自体が閑散としている。ムダな動きをしないようスタッフに本の名前を告げた。
「バッタを倒しにアフリカへ」
長い題名の、紹介欄でも2日続けて掲載されていたから、興味を持った本である。
まだ半分しか読んでいないが、面白い。2017年5月に初版、20万部突破と帯にあった。サバクトビバッタを研究している、通称バッタ博士 前野ウルド浩太郎氏の著書である。アフリカのモーリタニアで、研究が認められウルドのミドルネームを授かった、とある。
写真も随所に載せているので、知らない世界が目に映り、ナルホドと思わせる。1980年生まれとあるから、まだ40歳の博士である。
後半どうなっていくのか、期待しながらページを繰っている。
明日半日は、何をすべきか考えなくてよくなった。
(玉麗)