寒い季節に頬をゆるませる香りがある。蠟梅(ロウバイ)、水仙、梅、どれも甘やかな中に凛とした佇まいを感じさせる。
もうひとつ、ヒヤシンスを忘れてはいけない。こちらは、赤・白・ピンク・紫など色彩も豊富で愛らしい。
花屋の店頭では3色の球根セットが人気だそうな。毎年買っている気がするが、2年目も咲く可能性を秘めていることに今年初めて気が付いた。
今日は午後から雨の予報で、洗濯物を室内干しにて教室へ。帰ってリビングへ入った途端、ホッ!いい匂い!洗剤?まさかネ。
ヒヤシンス!
空気が乾いていたから顔を近づけないと匂わなかったのが、一気に香気を放っている。
私が動き、室内の空気が異動するたびに馥郁(ふくいく)と漂う。
テーブルに花の鉢を起き、時々手を動かせると満開の花がいっせいにさんざめく。
もうひと鉢買ってこようかしらんと思ったりしている。
(玉麗)