4月2回目の手本は「夏木立」です。
木立(こだち)とは、木が連なって立っている様子のことを言うそうです。
樹々の生える範囲がもっと多くなれば林、もっと多くなると森、というふうに呼び方が変わるようですね。
今回の風景画は墨だけで描きます。
風景画は描き方で少しずつ雰囲気が変わります。
今回なら木々、山、水辺などの配置や形状、濃淡のつけ方によって、また青墨か茶墨か、墨の微妙な色の違いによっても変化します。
さらに、水墨画といえど少しずつ手を加えることができるのもポイント。
濃くしたい部分は、あとから墨を重ねて濃淡をつけるとよいですね。
やりすぎには注意。
今日の教室では、
「これは奈良の山ですね」
「どことなく北方面っぽいです」
など描いた絵の雰囲気をみて感想を話しました。
こんなふうに想像力を働かせて楽しむことができるのも、魅力ですね。
(雪)