美味しいランチ

キッチンにバターの香りが漂っている。

料理人はカボチャと玉ネギを炒め、水・牛乳・塩コショウ・ブイヨンを順次手際よく入れ、混ぜている。
ポタージュにするにはこれらをミキサーにかけるが、形の残ったスープも良いだろう。
仕上げに蜂蜜を2滴。

スープが煮立つ前に、切った餅とブロッコリーをくっつかないアルミホイルに並べ、チーズを乗せる。

オーブントースターへ入れる。
ほどなくプチプチと音がしてチーズが踊り出す。
直前に軽く焼いておいた餅がプワッとふくれてきた。

自家製ポン酢をほんの少したらして。

さあ、出来上がりましたよ。
「回復のランチ」を召し上がれ。

料理人は満足の笑みを浮かべ、自分のために作った1人ランチのテーブルにつく。

 

まだ体の芯に疲れが残っているような、シャキッとはしないものの熱は下がった。

今回は縫い物のしすぎだと娘に注意された。
確かに。

3枚も手直しして、その上に寝具の縫い合わせまでした。
ちょっとやりすぎた。

始めると夢中になってしまう癖は、何度繰り返しても直るものではない。

しかし、シンドイのは自分自身なのだ。
もういい加減にせい!!ではある。

 

食欲だけは残っていたので、何とか7日で終わった。

1日目から青息吐息の頃は、食事は口に入らなくて、10日間ぐらい寝ていたが、最近は少しマシになった。
といっても、2日目から出る微熱が全くなくなるまで、良好とは言えない状態が続く。

もう大丈夫だと思う。
気温も秋らしくなってきたことだし、美味しいものを作って、頂きます。

(玉麗)

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