原因はアレかもと思っていたのに、ネットで調べるとよくは解明されていないと書いてあった。
手や足にプクッとふくれた部分が現れ、徐々に大きくなる。
ポヨポヨしていて痛みはない。
手術で取る人もいるが、放置しても癌などには進行しない良性腫瘍。
ところが私の場合、触ると痛い。
径3ミリぐらいの小粒は、現出して8日経つが大きくはなっていない。
といって放置はイカン、痛いのだから。
10日余前たぶんその部分だと思うが、どこかの角にぶつけた。
その後コイツが出てきたのだから、打った時骨から何か染み出して形成されたものではないだろうか。
女医さんの言われるように、痛いのは神経に触っているからだ。
ガングリオンなんて、変な名前。
「右手の骨の一部がすり減っています。右手をよく使う人に多いです」
「絵を描く仕事をしています。ペンもよく使います」
「痩せ型なので、骨密度の検査もしておきましょう」
肉がついていないと即骨なので、転倒の折ポキンとなるかもしれないとのことなのか?
結果、骨密度が低かった。
40年の実績はやはり、身を削り、骨をすり減らして築き上げたものなのだ、と感慨深い。
しかしここで感傷に浸っている場合ではない。
女医さんはしばらく様子見でいいでしょうとおっしゃったが、痛いのだ。
取り除くしかないだろう。
私の性格からして放置はあり得ない。
ほんとにマア、いろいろありますネ。
私の体に今大きな綻びはないようだ。
けれどもこのように次々とやってくる不調は何ナンダ。
アリンコの行列みたいに、追い払っても潰しても、黒い厄介なものが押し寄せる。
よく見るとヤツラ全ての背中には、老化と書かれているではないか!
ああ。
こうなったら大きなウチワを用意して、墨で大小「楽」の字を書き綴ろう。
それでバッサバッサと追い払ってやるゾーーッ。
(玉麗)