今日は曇りマークだが、雲の背後には透明な空が広がっているはず。
ルリマツリが7回目の花をつけ、うす緑の葉の間からヒョイと伸びた枝の先が、日増しにルリ色を濃くしている。
花達は、大気が冷えてくると色を深める。ルリ色の横には鮮光黄のこんもり菊が花勢を高め、光り輝いている。
時々出現する紺碧の空は、花々をより美しく見せるのに一役買ってくれている。
七十二候(しちじゅうにこう)ではこの季節を寒露(かんろ)と呼び、やがて霜降(そうこう)へと続く。
街中で住んでいると、季節の移ろう様が詳細には判らない。それでもこの辺りは川もあるし、公園や広場が多いので、目を凝らして観察すると、小さな虫や蝶や花々の変化の様子で霜降の季を知ることが出来る。
何よりわが家には、寒くなると眠ろうとする生きものが2種。
メダカは目を開けてはいるが、水底にじっとしてエサは食べない。
カエル達も目を開けている。突出して後ろの様子も見える便利な目は、眠る時も半眼である。時折パチクリと閉じることもあり、なかなか愛嬌のある動きをする。
この子達は放っておくと冬眠するので、ヒーターをかけて起こしておく。
自然に反するみたいであるが、飼っていること自体が自然ではないので。
冬眠させると、目覚める時にいろいろ問題があるとのことなので、わが家ではこちらを選んだ。
さてそうなると、いろいろ準備が要る。
昨年はまだ小さかったので、ケースもヒーターも小型でよかった。3匹とも大きくなり各々に新調した。
世話をするのに屈まなくてもよい台、
それらを乗せて移動するキャリー(昼と夜ではケースをおく場所が違う)、
完璧とは言えないまでも、それに近い状態で飼ってやりたいと思っている。
(玉麗)