福島区玉川4丁目に在る貸集会場「あまべ」へ行って来た。芸術異分野のコラボレーション彩画草展を観に。
JR環状線外回りで、大阪より向こうへ行くことはめったにない。奈良へ行く時乗ることはあっても「野田駅」で下車したことは、今まで一度もなかった。大和路快速にどうやら乗ってしまったようで、「野田」って「福島」の次だったナァと思っているうちにアララ「西九条」へ着いてしまった。
すぐ下車してキョロキョロすると目前に電車が止まっている。ドアが閉まらないかと気にしながら、「アノーお、野田へ行きますか、この電車」と女子高生に尋ねる。「ア、あっちの電車です」と彼女が指さす方は、その電車の向こう側。つまり私は、ホームからホームへ、電車の中をヒョイヒョイと移動することになったのだ。一駅後戻りするために。
そんな軽わざもむなしく、目の前でドアが締まり電車は行ってしまった。このホーム本当にいいのだろうかと心配になった私は、ケータイをいじっている高校生の男の子に声をかけた。
「野田へ行きたいのですが、このホームでいいですか」「次のは快速なので、その次のに乗って下さい」目元の涼しい利発そうなその子が答えた。
電車が来た。これではない。次の電車が来た。その子の方を向くと、これに乗って下さいと言うように、小さく頭を動かせた。「ありがとう」私は彼に会釈して電車に乗った。
野田駅から歩いて10分とかからない処に、古民家「あまべ」は在った。地図が悪くて?到着するまでに2人に道を尋ねた。
(玉麗)